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ハーブ&アロマコンサルタント・greendoor(グリーンドア) めぐみのつぶやき・・・


by greendoormeg
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「環境」の「環」はつながりだから・・・

昨日の続き。
いただいた資料に、国連の定義によるSUSTAINABILITY(持続可能性)が図示されていました。
「木」→「女性」→「硬貨紙幣」そしてまた→「木」と丸く環になるように写真が配置されており、それぞれの画像には「自然(環境)」「人間(社会・健康)」「経済」と小さく付してありました。分かるような、分からないような・・・。
PEO EKBERG(ペオ・エクベリ)氏は語ります。
「環境を守る、ということはすなわち人間の健康を守ること。それは経済力のアップに繋がり、経済力を持ち得た社会はより一層環境の大切さを認識しなければなりません」。
「LOHAS」の直訳で私が最も違和感を持っていた「持続可能性」とは、この三つのバランスがとれている状態と理解すればいいのだと思い、ようやくもやもやが晴れたのです。
「自然(環境)」と「人間(社会・健康)」と「経済」のアンバランスを見直すこと、そしてその基礎が「環境」であると。やはりそれはセレブ的な話ではなく、一人一人のアクションしかないわけです。
質疑応答の時間に「環境に悪いと分かっていてプラスティックを作り続けているのは企業」「水質汚染に繋がる化学素材で製品を排出しているのは企業」なのだから、私たち一人一人が気を付けていても、大きく流れは変わらない、という憤りとも諦めともいう声が挙がりました。
それに対してPEO EKBERG(ペオ・エクベリ)氏は「ではあなたはこれまで何回その企業に電話や手紙やメールで訴えましたか?」と。「いいう一度」「では、さっそくあなたの意見を伝えてください、企業はそれを歓迎します」「企業に働いている人だって‘親’です、誰も環境を壊してもいいとは思っていません」。
70年代に「環境問題」といわれた頃は、非常に限られた層における活動であり、80年代になり「エコ」という言葉が台頭して徐々に広がりつつ、90年代は「スローフード」、そして21世紀は「ロハス」という言葉に変わりながらも本質は変わっていないのですね。
よく女性誌などに「がちがちのエコを追求するのではなく楽しみながら」という表現が見られます。そこにはまだまだお門違いな部分が潜んでいる気がします。だって「ヨガ」をしているからそれだけでロハス?なわけないですよね。自分の健康の向上だけ気にしていては「環」にはなり得ないもの。
私の住んでいる街は以前からゴミの分別方法が細かく、また、半年ほど前から有料収集になりました。賛否が相変わらず聞かれるものの、子ども達も必然的に学ぶ事になり、それはとても重要なポイントだと感じています。PEO EKBERG(ペオ・エクベリ)氏のお生まれになったスウェーデンは持続可能性な社会に向けた国際ランキングで1位ですが、環境教育は4歳から取り組まれているそうです。
by greendoormeg | 2006-02-22 07:06 | 健康&美容